
AROUND ROME
THE ORIGIN OF EUROPEAN CULTURE
古代ローマ建築はギリシャと並ぶ建築様式で、アーチやドーム、ボールトといった架構によって巨大な建築が造られた。ギリシャ建築がひとつの彫刻のように捉えられ自己完結であるのに対し、ローマ建築は建築相互の関係性などが複合して成り立っているため、土木、建築工学の水準が高かかったのではないかとも考えられる。
コロッセオ、パンテオン、フォロロマーノ、真実の口、スペイン広場、サンタンジェロ城等、見どころがたくさんあるのが魅力だ。
「コロッセオがある限り、ローマも存在するだろう。コロッセオが崩れるとき、ローマも終わりになろう。だが、ローマが終わる時、世界の終わりである」と言われている。
テヴェレ川の右岸に佇むハドリアヌス帝時代のサンタンジェロ城。
古代ローマ時代に市民の集会、商業活動政治討論の場として設けられた公共広場。古代ローマがどれだけの土木技術を持っていたか良くわかります。
古代ローマ建築の遺構のうち、現存するローマ建築の最も完全な遺構。かなり迫力があります。
ローマ教皇庁によって統治されるカトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地であるバチカン。現在の2代目サンピエトロ大聖堂は1626年に完成したという。
ブラマンテ、ラファエロの作業を受け継いで設計したサンピエトロ大聖堂、カンピドリオ広場もミケランジェロが手掛けている。